無知の知を知りたい

少しでも人の役に立てたらと思っています。

MADE IN JAPANを考える

表題の通り、色々なことを考えています。

 

平成28年9月13日にテレビ東京で放映された番組、ガイアの夜明けによれば国内で製造されたMADE IN JAPANの靴は国内で8%しか流通していないそうです。

 

リーバイスを生み出した国、アメリカでは今や3%しかアメリカ製の服は流通していないそうです。

 

端的にまず考えることは、いわゆるファストファッションブランドのアパレルに仕事を奪われてしまっているのではと感じます。

 

ただ本当に良いものは残るべきですし、良いものじゃないから廃れていってしまうとも思う。でも残るべきもの、残るべき職人さんの技が残っていないのも事実だと思います。

 

僕は戦略的にチープな服をローエンドユーザーに提供することは間違っていないとも思います。ただそれを自分が着たいとも思いたくないですし、他人にそれを勧めたいとも思いません。

何故か、そもそもの服のあるべき姿を無視して戦略的に販売しているからです。

戦略的に商売をすることはOKだと思いますが、低品質な服を世に広める行為は頑として反対です。

 

雁行的経済という言葉をご存知でしょうか。鳥の雁は先頭にリーダーとなる鳥を配置し、V字型に群れをなして飛んで移動します。

その言葉のように、経済も比喩されているのです。OEM製品がそうでしょう。

 

先頭の雁を知識集約型とすると、その次に資本集約型、次に労働集約型という順番で経済が順番に発展していきます。

 

当時の中国は人件費も安く、労働集約型の産業でした。次に多くの企業はその安い人件費を狙った先進国の大手企業はこぞって製造工場をつくりました。先進国はデザインだけを考え、ブランド価値をつけることで多くのマージンを得ることになりました。

 

自分たちだけが儲かればいいのかと、本当に疑問です。僕は、疑問を感じます。

 

 

同様に考える映画を紹介します。

 

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~ [DVD]

ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~ [DVD]

 

 本当の服の価値は何なのか問題点を発信しているドキュメンタリー映画です。

itunesでも見ることができるので是非見て欲しい。

 

なんで負けんねん、MADE IN JAPAN

天然素材で作られた服はいい色に染められるといいます。

すごく綺麗な色です。かついい天然な素材で染色をされた服は虫を寄せ付けないといいます。長く着れるでしょう。服は縮むもので、縮むことで体にフィットします。体にフィットして長く着れる服はきっとその人を幸せにすると僕は信じています。

 

アパレルメーカーだけに頼っていると、職人は職を失い、日本の技は失われると勝手に思っています。

 

このブログで、 MADE IN JAPANを紹介していきます。

 

柳井製品はパンツしか履きません